2015-11-28

トサカホウオウゴケ


 写真は京都コケ展で撮ったトサカホウオウゴケ( Fissidens dubius )です。 中型のホウオウゴケで、日本全土に分布します。


 葉が左右2列に規則正しく並ぶのは、他のホウオウゴケと同じですが・・・


 上は葉身上部を大きく撮ったものです。 和名はこの葉身上部にある鋸歯を鶏冠(とさか)に見立てたものです。

◎ 葉を顕微鏡観察した結果などはこちらに、上翼は横断面で2細胞層からなっていることはこちらに載せています。
 上の写真の蒴は蓋をつけていて、帽をつけているものもありますが、蓋の取れた蒴の様子などはこちらに載せています。 また、これらの胞子体を育んだ造卵器の様子をこちらに載せています。
 なお、トサカホウオウゴケは雌雄異株で、蒴をつけているのは雌株ですが、雄株の様子はこちらに載せています。