2014-10-18

シロスジベッコウハナアブ


 写真はヒヨドリバナに来ていたシロスジベッコウハナアブ、複眼の間が離れているのでメスでしょう。 口吻を伸ばして、熱心に吸蜜していました(下の写真)。


 シロスジベッコウハナアブは、土中のクロスズメバチ類の巣の外被に産卵します。 クロスズメバチの働き蜂は、死ぬと、他の働き蜂によって巣の外に捨てられるのですが、孵化したシロスジベッコウハナアブの幼虫は、最初はこれらの巣の外に捨てられたクロスズメバチの死体などを食べて育ちます。 しかしこれから寒くなり、クロスズメバチの動きがにぶくなると、巣の内部に侵入し、クロスズメバチの幼虫を襲って食べるようです。

( 2014.9.28. 岩湧山 )

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