2014-12-07

ハエヤドリコマユバチ亜科 Alysiili族の一種

 コマユバチ科ツヤコマユバチ亜科の一種かとも思いますが、よく分かりません。 体長は3.8mmでした。
 と書いていましたが、これも藤江さんに見ていただいた(こちら)ところ、このハチはコマユバチ科ハエヤドリコマユバチ亜科( Alysiinae )の Alysiili族で、属や種までは精査が必要とのことでした。
 ハエヤドリコマユバチ亜科は、外見はツヤコマユバチ亜科( Opiinae )と似ていますが、外向きに歯がついた大顎が特徴的なグループで、大顎の特徴を見れば他のコマユバチの亜科から簡単に区別できるとのことです。
 「 Information station of Parasitoid wasps 」には、ハエヤドリコマユバチ亜科の主な特徴として、「大顎は直線状か外方に曲がり、先端は閉じた際も接近し、大抵3~4歯を持つことがあげられる。」とあります(こちら)。
 ハエヤドリコマユバチ亜科のハチは全ての種がハエ目の内部寄生者で、この顎で寄主のハエの内部から脱出するようです。
 最初から大顎が目立つハチだとは思っていたのですが・・・。 「ツヤコマユバチの一種?」としていたタイトルも変更しておきます。(2015.1.10.)







(2014.11.21. 堺市南区岩室)

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