2015-02-13

シャリンバイ

 シャリンバイは東北地方南部以南の海岸近くに分布するバラ科の常緑低木です。 潮風は水分を奪い易く、そのような場所に育つシャリンバイは乾燥に対する耐性を持った植物です。 そのため、乾燥し易い道路脇の分離帯などにもよく植栽されています。


 シャリンバイの葉は枝先に集中する傾向があり、和名は、この車輪状に互生する葉の様子と、梅に似ているという花からでしょう。


 果実は10~11月頃に黒紫色に熟し、ヒヨドリやツグミなどの冬場の鳥たちの良い餌となっています。 上の写真は12月下旬の様子ですが、まだ枯れたメシベ、オシベ、ガクなどが残っています。


 花は4~6月頃に咲きます。 自生のシャリンバイの花の色は白~淡紅色ですが、4月中旬に撮った上の花は、園芸的に改良が加えられているようで、少し色が濃いようです。


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