2015-03-24

ヤツデで吸汁中のムネボソアリ(改題)



 ヤツデの葉の裏でシワクシケアリが液体を夢中で吸っていました。

 おちゃたてむしさんからコメントをいただき、トビイロシワアリだと教えていただきました。 調べてみるとシワクシケアリの分布は大阪付近ではもっと山地の方で、市街地の公園で見ることのできる可能性は低そうです。 それに前伸腹節の刺はもっと長いようです。 タイトルも変更しました。

 博多権三様から、ムネボソアリではないかとのコメントをいただきました。 トビイロシワアリとの違いはコメントを見てください。 再度タイトルを変更します。 博多様、ありがとうございました。

 吸っている液体は、ヤツデキジラミの吸汁跡からしみ出た樹液か、ヤツデキジラミが残した甘露でしょう(こちら)。
 食餌中の虫は概しておとなしいもので、カメラを近づけても平気です。

(2015.3.6. 大阪市 住吉公園)

6 件のコメント:

  1. おちゃたてむし2015年3月25日 20:50

    こんばんは。
    シワクシケアリは見たことがないのですが、これはトビイロシワアリではないかと思います。

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    1. いつもありがとうございます。
      こんなに普通に見られる種で間違うとは・・・
      さっそく訂正します。

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  2. はじめまして。様々な昆虫の写真が載せられており大変楽しく拝見しております。
    私はアリが好きな者なのですが、貴HPの中でいくつか写真と掲載されている名前に不一致のあるアリがございましたので、失礼ながら訂正させていただきたく存じます。
    まずこのアリですが、トビイロシワアリと比較して前中胸と後胸の間に明確な溝を持たず、また腹柄節後部がトビイロシワアリが角を形成するのに対しこのアリはなだらかで三角形を成しています。これらの特徴と葉上にいる部分からこのアリはムネボソアリであると推測します。
    突然のご無礼をお許しください。インターネット上の情報の正確化にご協力頂ければ幸いです。

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  3. 博多権三様、コメントありがとうございます。
    見直してみると、たしかにご指摘いただいた特徴に違いがあるようです。私の手持ちの図鑑では腹部の大きさも違うように見えました。

    このブログは「身近な所にいる生物」ということで、昆虫も植物も鳥もと、載せている生物は広範囲にわたっています。
    当然それぞれの分野に関しては浅い知識しか持ち合わせていません。
    専門家からは情報を混乱させているとお叱りを受けるかもしれませんが、誰か教えてくれないかな、と思いながら書いている記事もたくさんあります。
    ですから、それぞれの分野に詳しい方からのコメントはとても嬉しく思います。
    教えていただくことは大歓迎ですので、これからもよろしくお願いいたします。

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    1. 幅広く生物を扱っている場合には避けられない問題であり、誤同定も(特にマイナーな分類群では)やむを得ないものであると思われます。我々専門的な人間からしてみますとそのようなブログで自身の専門分野が取り上げられるだけでも幸せなことです。
      写真も非常に素晴らしいです。これからも見させて頂きますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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    2. ありがとうございます。
      よろしくお願いいたします。

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