6月2日、エノキの枯枝でたくさんのオナガバチが産卵しているのをみつけました。 しかしこのエノキは高い所にしか枯枝が無く、上の写真も 300mmの望遠レンズで撮っています。 もっと近づいて横から撮りたいものと諦めきれずにいると・・・。
昨年の春に枯れたエノキを伐採し、適当な長さに切って積んである所で、1頭だけ産卵しているメスを見つけました(上の写真)。 このオナガバチは、前に載せた
エゾオナガバチやオオホシオナガバチとは別種のようです。 エゾオナガバチやオオホシオナガバチと同じ
Megarhyssa属に、あちこちで見つかってはいるものの、まだ学名がつけられていないオナガバチが2種いて、
Megarhyssa sp1、
Megarhyssa sp2 と呼ばれています。 上の写真のものは、その
Megarhyssa sp1 ではないかと思います。
このオナガバチ、上の写真のように羽化したハチが脱出した穴に産卵管を入れています。 そして見ていると・・・
ついには腹部の先までこの穴に入れてしまいました(上の写真)。 これはどのように考えればいいのでしょうか。 この穴が
Megarhyssa sp1 の出てきた穴だとすると、育った場所の近くにまだ宿主がいて、この穴を伝って産卵管を差し込む方が楽なのでしょうか。
近くには、メスが出てくるのを待っているのでしょうか、オスがたくさん群がっていました。 このオスも
Megarhyssa sp1 のオスなのでしょうね。
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