2016-02-07

カラアカハラ


 カラアカハラ Turdus hortulorum はツグミ科ツグミ属の鳥で、アカハラやオオアカハラなどとは同じ属に分類されています。 繁殖は沿海州や中国東北部で行い、中国南部からインドシナ北部で越冬します。 日本では、数少ない旅鳥として、主に日本海側の島嶼で見られています。 本土での越冬記録もあるようですが、稀です。
 そのカラアカハラ(オスの若鳥)が堺市の大泉緑地で越冬中で連日たくさんの人で混み合っていると聞いていて、そろそろ人も減る頃かと4日に行ってきました。 トウネズミモチの実をよく食べているようなのですが、この実にはヒヨドリやツグミなどもたくさん集まり、もうほとんど食べ尽くされていて、行った日は地上に落ちたトウネズミモチの実をツグミやシロハラなどに混じって食べていました。 トウネズミモチの実が無くなったら、別の場所に移動してしまうのでしょうか。


 上は水を飲みに池に来たところです。

 比較のために、当日同じ緑地で見たツグミ属( Turdus )の鳥たちを下に載せておきます。

アカハラ T. chrysolaus chrysolaus

オオアカハラ T. c. orii

シロハラ T. urdus pallidus

ツグミ T. naumanni eunomus

(2016.2.5. 堺市 大泉緑地)


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