2016-05-07

クリベニトゲアシガ


 上はクリの葉の上にいたセグロベニトゲアシガ Atkinsonia ignipicta(ニセマイコガ科)です。 背の黒い色の部分が比較的少ない個体です。
 Aclerisさんから、クリベニトゲアシガ Atkinsonia sp. だろうとのコメントをいただきました。 今年の3月25日発行の『 The Insects of Japan 日本の昆虫 Vol.7 ニセマイコガ科 』に未記載種として載せられているとのことです。 幼虫はクリタマバチやクヌギエダイガタマバチの虫えいや堅果を食べるそうです。
  後脚を斜め上に上げているのですが、左の触角と左の後脚は体の縁と重なって、よく分からなくなってしまいました。


 斜め後ろから撮って、触角は分かるようになりましたが、左の後脚は今度は真上から見下ろすようになってしまい、やはりよく分かりません。
 美しくおもしろい形態の蛾ですので、いろんな角度から撮りたかったのですが、逃げられてしまいました・・・。 幼虫は肉食で、アブラムシを餌にしているようです。

(2016.4.22. 堺自然ふれあいの森)

4 件のコメント:

  1. コンニチワ。お写真の個体は同属の未記載種だと思います。今年発行の「日本の昆虫Vol7、ニセマイコガ科」によると和名はクリベニトゲアシガとされましたが、学名は Atkinsonia sp. で未記載種のままでした。
    幼虫はクリタマバチやクヌギエダイガタマバチの虫えいや堅果を食べるそうです。

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    1. Aclerisさん、ホットな情報をありがとうございます。
      クリの木にこだわったような飛び方をしていたのも納得できました。

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  2. とつぜん失礼いたします。
    昔、エゾヒメゾウムシのことでコメントさせていただいたyosiと申します。
    久し振りにブログを拝見しますと、「日本の昆虫Vol.7 ニセマイコガ科」の話題が出ており興味深く拝見しました。
    じつは同じシリーズに拙著「日本の昆虫Vol.6 ヒメゾウムシ亜科」が出ております。
    お暇の時に図書館などでご覧いただけると有難いです。

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    1. 吉原一美様には以前ムシクサコバンゾウムシのことを教えていただきました。
      これからもよろしくお願いいたします。

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