2017-04-30

ヒメシワゴケ


 上はヒメシワゴケ Erpodium noguchianum (旧学名:Aulacopilum japonicum) です。 イチョウの幹と、それに接するような石垣にびっしりとついていました。 葉を扁平につけた枝や茎は這っています。 蒴は直立し、蒴の大部分を覆う帽にはひだがあります。 蒴柄は途中まで苞葉に覆われています。


 上の写真の中央には、胞子は出てしまったが蓋が残っている蒴が、下には蓋も取れて空になった蒴が写っています。 蒴には口環が見られますが、蒴歯を欠いています。


 葉は中肋を欠いています。


 葉身細胞は長さ 20~30μmで、全面に密に小さいパピラがあります。

(2017.6.26. 徳島県牟岐町川長)

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