2017-07-29

シフネルゴケ


 ヤバネゴケ科のシフネルゴケ Schiffneria hyalina をいただきました。 常緑樹林の根元や倒木上に生育するコケで、和名はドイツのコケ研究者 V. F. Schiffner(1862-1944)に由来するようです。
 ヤバネゴケ科の多くは断面が円柱形の茎に葉をつけていますが、このシフネルゴケの植物体はリボン状です。


 茎と葉の境はよく分かりませんが、透過光で見ると茎に近い所は2細胞層になっているのがわかります。 なお、シフネルゴケには腹葉はありません。


 葉身細胞は方形~多角形、薄壁でトリゴンはありません。

◎ 胞子体をつけたシフネルゴケをこちらに載せています。


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