2017-11-07

ヒメクサリゴケ属の1種の無性芽



 上は岩にくっついて混生していたコケのうちの1つで、ゴミも多くはっきりしないのですが、Cololejeunea (ヒメクサリゴケ属)の1種だと思います。


 ヒメクサリゴケ属には腹葉は存在しません。 上は深度合成した腹片です。 深度合成で背片までくっきり写して腹片の様子がよく分からなくなることを避けたのですが、結果として腹片の第2歯牙があるような無いような写真になってしまいました。


 上の写真のようにたくさんの無性芽がついていました。 上の写真でも、円盤状の無性芽を横から見る事ができますが、下はそれを拡大したものです。 横から見た場合の上下に伸びた細胞は、平凡社の図鑑の検索表の中の「無性芽の縁に膨らんだ細胞がある。」との記載部分に相当するのではないかと思います。 この無性芽が今後どのように姿を変えていくのか、知りたいものです。


(2017.10.15. 宝塚市 最明寺川)

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