今回は「ミズムシ」と呼ばれる生物についてです。 白癬菌による感染症の俗称は通常は「水虫」と漢字表記されますので除外するとして、ここでは全く別の2種類のミズムシをとりあげます。
上は水生昆虫で、カメムシ目ミズムシ科の一種です。(撮影 : 2017.7.11. 堺自然ふれあいの森)
ミズムシ科の昆虫は日本では 30種ほどが知られています。 水生カメムシ類の多くが獲物を捕らえて体液を吸い取る捕食者であるのに対し、ミズムシは口吻が短く、多くは藻類などを食べています。
上は昨日載せたアオハイゴケについていたワラジムシ目のミズムシ Asellus hilgendorfi です。 昨日の2枚目の写真にも写っています。 ワラジムシやフナムシに近縁ですが、淡水中に棲むのは本種だけのようです。 アオハイゴケにたくさんついていましたが、コケを食べるというよりは、コケの古くなって腐りかけている葉やデトリタスを食べているのでしょう。
はじめまして、素晴らしい画像に感激です。私もこのような昆虫を撮影したいと思っています。
返信削除先ほど画像に関してご教授のお願いのメールを出させて頂きました。ご確認のほど宜しくお願い致します。
山水が湧いていてそこから引水しています、家の近くにタンクに溜めて居ます、そこから自宅に引いています、自宅の蛇口から出てきます、虫は飲みませんが、飲料水として生で飲んでも大丈夫ですか
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除山の水も、上流がどうなっているのかなどいろいろな条件が重なってきますので、一概には言えません。
有害物質が含まれていないかどうか、水の中の細菌の数はどうかなど、水質検査を行わないと飲料に適しているか否かの結論は出せません。なお、私には水質検査をする道具も試薬も知識もありません。