イクビゴケの群落の隙間にたくさんの赤褐色の胞子体がありました(上の写真)。 調べてみると、胞子体形成で元気はありませんが、
ノコギリコオイゴケ Diplophyllum serrulatum のようです(下の写真)。
背片、腹片とも鋭頭で、縁は鋸歯状です。 腹片は背片の2倍の長さで、キールは弓形です。
上は葉の上についていた胞子と弾糸です。
上は葉身細胞です。 やや厚壁で、トリゴンはほとんどありません。 下は上と同じ所をピントを少しずらして撮ったものです。 2枚の写真を比較すると、細胞表面に複数の膨らみがあるようですが、このことについて平凡社の図鑑では何も触れられていません。
(2018.4.20. 堺自然ふれあいの森)
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