水をたっぷり含んで柔らかくなった朽木の上で、フクロヤバネゴケ
Nowellia curvifolia がたくさん蒴をつけていました。
新しい枝は緑色ですが、少し古くなると赤みを帯びてくるようです。
上は斜め下から腹面を撮っています。 腹葉は無く、仮根は腹面のあちこちから出ています。 下は斜め上から背面を撮っていますので、比較すれば、葉が背側に偏向していることが分かります。
葉は1/2まで広U字形に2裂し、葉裂片の先は細く長く伸びています。
上は1枚の葉を腹面から見ています。 背縁は円く張り出し、腹縁は著しく内側に巻き込んで袋になっています。 くっついている褐色の粒は胞子です。
上は葉身細胞です。 厚壁で、トリゴンはありません。 油体は微小です。
上は胞子体が花被から顔を出しかけている状態です。
上はまだ開裂していない長く伸びた胞子体の蒴をプレパラートにし、カバーグラスの上から押し潰したものです。 多くの胞子が弾糸にくっついています。
上は胞子と弾糸です。
(2018.4.29. 京都市大原)
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