2018-09-10

ツルガハキリバチ


 オミナエシの花にツルガハキリバチ Megachile tsurugensis が来ていました。 ツルガハキリバチはバラハキリバチによく似ていて、以前はバラハキリバチモドキと呼ばれていました。 違いは、バラハキリバチの頭頂部の毛が黄褐色であるのに対し、ツルガハキリバチの頭頂部と中胸背中央の毛は黒っぽい色をしています(上の写真)。


 上の写真では翅脈の様子がよく分かります。

 上の2枚は 2018.9.2.に撮ったものですが、以下は Part1の 2013.9.1.の記事(撮影は 2013.8.21.)からの引っ越しです(上との重複を避けて文章は変更しています)。 なお、撮影場所はいずれも「堺自然ふれあいの森」です。


 上はイヌザンショウの花に来ていたツルガハキリバチです。 翅はかなり擦り切れています。


 上の写真でも黒っぽい毛の存在が確認できます。
 ミツバチなどは後脚の花粉かごに花粉を集めて運びますが、ツルガハキリバチなどは腹部腹面にスコパと呼ばれる密集した毛があり、そこに集めた花粉を付けて運びます。

 ツルガハキリバチは、竹筒や地中に、切り取った葉を巣材にして巣を作り、そこに花粉と蜜を混ぜた花粉団子を詰め込んで幼虫の餌とします。



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