2018-10-10

ウリクサ


 写真はウリクサ Lindernia anagallis でしょう。 花冠の長さ8mmほどの小さな花です。 和名は果実(さく果)の形(大きさではありません)がマクワウリに似ているということのようです。
 上の写真は花にピントを合わせているため、葉ははっきりしませんので、下に群落の写真を載せておきます。 葉は卵形または広卵形で、あらい鋸歯があり、対生です。 日のよく当たる所では主脈を中心に紫色を帯びる傾向があります。


 ウリクサなどの Lindernia属(アゼナ属またはアゼトウガラシ属)は、旧来の分類ではゴマノハグサ科に含められていました。 その後の遺伝子による解析を基にしたAPG植物分類体系では、第2版まではオオバコ科に移されていましたが、第3版(2009年版)ではアゼナ科として分割されています。

(2018.9.15. 堺自然ふれあいの森)

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