2021-04-01

カシトガリキジラミの交尾

以下は Part1の 2013.4.9.からの引っ越し記事です。

 おちゃたてむしさんのブログに、4月8日撮影のカシトガリキジラミの交尾の写真が載せられていました。 同様の観察例を載せることも、自然界で起こっていることを理解するうえで意味があると思い、私の撮った写真を載せておきます。

 ここに載せた2例の写真は、いずれも3月29日に撮ったものです。 おちゃたてむしさんのところでは、3月下旬頃にカシトガリキジラミが羽化し、4月上旬頃に交尾ということですが、私の方は、3月11日(昨年)に羽化を、3月29日に交尾を観察したということで、少し早くなっています。
 同じアラカシで見られた上記の時期の違いが、兵庫県南部と大阪府南部との違いなのか、同様の時期に起こっている現象と見るべきなのかは、もう少し観察例を増やささなければならないでしょうが、アラカシの新葉が広がりだす時期は、日当たりなどの生育環境や株の個体差などで、かなり幅があります。 少なくとも交尾後の産卵時期は、アラカシの葉の状況に合わせて行われているように思います。
 同日の別の場所では、下の写真のように、オスとメスがすぐ近くにいるのも、何例か観察しています。

※ アラカシの新しい葉は上の写真のように赤い色をしたものや緑色のものなど、変異があります。


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