2022-02-08

メダカチビカワゴミムシ

 下はPart1の2014年2月5日からの引っ越し記事です。

 写真の体長4.5mmのメダカチビカワゴミムシ、どこにいたのか分かりません。 気がつくと、私の服の袖を歩いていました。 たぶん樹皮をめくっていた時に飛び出したのではないかと思いますが、いろんな樹皮をめくっていたので、どの木にいたのか不明です。
 とにかく捕らえて持ち帰り、家で撮影したのですが、タタタと走り、瞬時止まったかと思うと、また走り出します。 その走りの速いこと! 姿も走り方もハンミョウに似ていますが、ハンミョウのようにすぐ飛ぶことはありませんでした。

 メダカチビカワゴミムシはオサムシ科ミズギワゴミムシ亜科に分類されています。 名前に「カワ」とついていて、河原の石の下などでもみつかりますが、春~秋の活動期でも朽ち木や樹皮下にもいるようです。
 食性についてはよく分かっていないとのことですが、口の様子からすると、小さい虫を捕食しているのかもしれませんね。

 メダカチビカワゴミムシ属(Asaphidion)には3種が知られていますが、エゾメダカチビカワゴミムシは北海道以北の分布ですし、メダカチビカワゴミムシは、下の写真(クリックで拡大します)の赤い矢印のように、前胸の側縁と後角に剛毛が見られますが、テンリュウメダカチビカワゴミムシは後角の剛毛を欠くということですので、写真はメダカチビカワゴミムシ(Asaphidion semilucidum)で間違いないでしょう。

(2014.1.24. 堺市南区豊田)

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