2022-03-16

ヒメホウオウゴケ?

 岩上にあった写真のコケ、平凡社の検索表をたどると、ヒメホウオウゴケ Fissidens gymnogynus に落ちたのですが、蒴が無く、サイズも少し小さめなので「?」をつけておきます。

 上は左が湿った状態、右が乾いた状態です。 茎は葉を含めて3~5mmの長さがあり、葉は乾くと巻縮します。

 葉縁に舷は無く、葉先は微凸頭で、中肋は葉頂下に終わっています。 細胞は円状六角形で長さは8μmほど、葉長部の細胞は透明で平滑です。

 葉が折れ曲がって細胞を斜めから見ることができる場所では、細胞にはマミラがあることが分かります。
 

(2022.3.7. 房総半島・鋸山

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