写真はホソホウオウゴケ Fissidens grandifrons だと思います。 左右に密に並んだ狭披針形の葉は長さ約3mmで、厚くてかたく、ルーペレベルでは上翼、背翼、腹翼の区別も難しく、葉が茎の左右2列に並んでいることから、どうにかホウオウゴケ科だと気づくことができました。
育っていたのは上のような流水中です。 葉をつけた茎の幅が狭いのは、比較的強い水流に適応した姿だと思います。
上は葉のほぼ中央です。 中肋は明るく、はっきりしているように見えますが・・・
上は葉の断面です。 断面では中肋ははっきりしません。葉を表面から見ると中肋にあるステライドが明るく見えているようです。
上は背翼の葉身細胞です。
(2022.5.30. 秋田県にかほ市)
◎ 北海道で見たこちらも本種だと思うのですが、平凡社では本種は北海道には分布しないことになっています。
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