樹幹をはい回る写真のコケ、以下の監察結果から、ケクラマゴケモドキ Porella fauriei のようです。 分布は、よく似たニスビキカヤゴケがブナ帯以下であるのに対し、北海道と本州のブナ帯以上です。
上は覆面から撮っています。 湿った状態ですが、背片の先は内曲しています。
上は葉(側葉)です。 背片の先は、内曲していますが、円頭で数歯があります。 下方には舌形の腹片がついています。
上の2枚は腹葉です。 ニスビキカヤゴケの腹葉は基部が最大幅で歯は基部ほど目だつのですが、本種の腹葉は楕円形で、最大幅は中ほどにあり、歯は全周にあります。
(2022.5.30. 秋田県 中島台リクリエーションの森)
◎ ケクラマゴケモドキはこちらにも載せています。
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