2022-11-09

ビジョオニグモ

 下は Part1の 2013.11.04.と 2012.1.26.の記事を併せてこちらに引っ越しさせたものです。


 上は餌を咥えているビジョオニグモ Araneus mitificus です(2013.10.28.に堺市の岩室にて撮影)。

 ビジョオニグモは、なかなかおもしろい網の張り方をします。 上は獲物を捕らえる網の方にピントを合わせていますが、この網は一部が欠けたような垂直円網(キレ網)です。 網は金色をしています。 糸を作る成分が、他のクモとは異なっているのでしょうか。 写真の網は、獲物に破られた穴もできています。
 そしてクモのいる上の方が白っぽくなっていますが、ここが巣で、普段はこの中に潜んでいます。 写真の巣では下に出入り口があり、その側でビジョオニグモが獲物を咥えています。 そして、そこから右に糸が伸びています。 この糸は「信号糸」と呼ばれていて、獲物を捕らえる網に続いています。


 上の2枚は、2012.1.9.に平岡公園で撮影した写真です。 活動期は夏から秋ですが、冬になっても、さすがに網を張ることはできないようですが、まだ活動していました。
 ところで、このクモ、どこが「美女」なのでしょうか。 白っぽい地色に黒や緑などの模様がある腹部でしょうか。 赤褐色と暗褐色の脚と腹部とのコントラストでしょうか。


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