2022-12-05

キダチヒラゴケ

 写真は岩上に育つキダチヒラゴケ Homaliodendron flabellatum です。

 二次茎は上部で平らに2~3回羽状に分枝し、全体がうちわ状になっています。
 上の写真で、左が古い葉、右が新しい葉です。 今回は、このつながり方に注目してみました。

 上は茎の分枝している所を拡大したもので、下はそれに色分けした線を書き加えています。

 上を見ると、這う一次茎から分枝して立ち上がった二次茎の基部から新しい一次茎が伸び出すことを繰り返しているように見えます。

 二次茎と枝は葉を扁平につけ、葉は重なり合って全体がシート状になっています。 この様子は乾いても変わりません。
 上の写真で、二次茎は左下から右上へと伸びています。 茎葉と枝葉の大きさには、かなりの差があります。

 葉が重なって分かりにくくなっていますが、茎葉の長さは3~3.5mmです。

 葉1枚の写真や葉身細胞の様子などはこちらに載せていますので、今回は省きます。

(2022.11.6. 大阪府泉佐野市 犬鳴山)

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