2022-12-20

ウロコチャタテ科の一種とオオウロコチャタテ

 以下は Part1の2013.1.13.と2012.7.9.に載せていた記事を併せ、こちらに引っ越しさせたものです。




 上は 2012.12.23.に東大阪市の枚岡公園で撮ったウロコチャタテの一種です。 チャタテムシの仲間の翅は、模様があったり、翅脈に色が付いたりしていても、基本的には透明ですが、ウロコチャタテ科の翅は鱗粉に覆われています。 これが名前の「ウロコ」の由来でしょう。 上の体長は翅端まで5mmあり、下のオオウロコチャタテよりも大きなチャタテムシです。 たぶん和名はついていないと思いますが、オオウロコチャタテより大きいとなると、どんな和名になるのでしょうね。


 上はオオウロコチャタテ Stimulopalpus japonicus だと思います。 堺市岩室の、畑と林が混在している所の法面のコンクリート上にたくさんいたのですが、動くと速すぎて肉眼では識別不可、止まると背景と同化して識別不可、撮影には苦労しました(2012.7.2.撮影)。 体長を測定すると、個体差がかなりあるものの、3~4.5mmほどでした。
 「虫ナビ」などによると、ウロコチャタテとよく似ているのですが、オオウロコチャタテの頭部には白い斑紋があることで区別できるとのことです。 コンクリートの表面などのコケ、地衣類、菌類などを餌にしているようです。

 成虫に混じって幼虫もたくさんいました(上の写真)。 成虫と混じって同じような動きをしていましたので、オオウロコチャタテの幼虫だと思います。 体長は2mmほどでした。

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