2023-02-12

ホソバハシボソゴケ

 写真はホソバハシボソゴケ Papillidiopsis complanata だと思います。 樹幹に着生していました。 葉には光沢があります。

 葉の長さは 2.5mmに達しています。 蒴柄の長さは6~7mmです。

 葉は披針形で、上部で急に細くなり、長く伸びています。


 上の2枚は翼部です。 翼細胞は大きく厚壁です。 中肋はありません。

 葉面が少し斜めになっている所では、上の写真のように、細胞の中央に1個のパピラが観察できました。 このパピラは低く小さく、真上からの観察では、下の写真のように、ほとんど分かりません。

 上は葉身細胞です。

 上の写真は、ゴミが多いのですが、下から、若い蒴、帽も蓋もついている蒴、蒴糸が見えている蒴です。 蒴柄には細かいパピラがあります。

 蒴歯は2列ですが、内蒴歯の間毛はみあたりませんでした(上の写真)。

 内蒴歯の歯突起には全体に、外蒴歯は上部にパピラがありました。

(2023.1.17.)

0 件のコメント:

コメントを投稿