2014-10-26

アザミヒゲナガアブラムシ、タカラダニ


 写真はヨシノアザミについていたアザミヒゲナガアブラムシです。


 上の写真では、2頭とも後脚を宙に浮かしています。 この姿勢では口吻を茎に差し込む時に力を入れ難いでしょうから、おそらく口吻を差し込んでから後脚を持ち上げ、植物の汁の通り道ができるだけ真っ直ぐになって飲みやすくなるような姿勢になるのだと思います。

 この姿勢を見ていて、タカラダニを思い出しました。


 上の写真の水色の四角の部分を拡大したのが下です。


 上はカシワクチブトゾウムシの後脚に口吻を差し込んでいるタカラダニですが、全ての脚を宙に浮かしています。 もちろん最初からこの姿勢では口吻を差し込むことはできないでしょう。
 なおこの後、タカラダニが体液を吸って大きく丸く膨らむと、持ち上げている脚は目立たなくなってしまいます(こちら)。

(アザミヒゲナガアブラムシ:2014.10.15. 堺自然ふれあいの森)
(タカラダニ:2014.7.27. 堺自然ふれあいの森)

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