チフチャフ( Phylloscopus collybita )は、メボソムシクイ科メボソムシクイ属に分類されていて、ヨーロッパ、中央アジアやロシアなどで繁殖し、アフリカ大陸北部、西アジアやインド北部などで越冬する鳥です。 日本では、ごく少数のシベリアで繁殖したと思われる個体の越冬例が報告されているのみです。 つまり日本ではとても珍しい鳥で、和名の「チフチャフ」も、英名の Chiffchaff をそのままカタカナにしたものです。 ちなみに、Chiffchaff は、この鳥の囀りを文字にしたもののようです。
チフチャフはたしかに珍しい鳥なのですが、ムシクイの仲間は日本でよく見られるものも含めて互いによく似ていて、チフチャフを見ても脚が黒い程度では“珍鳥感”は無いだろうとは思いながらも、大阪からそんなに遠くない武庫川(武庫川町ではありません)に来ているというので、大阪市内に出る用事があったついでに見ておこうと出かけました。
行った当日のチフチャフの様子は、単独で行動したり、エナガを中心としたシジュウカラやメジロなどの混群の一員として行動したりしていました。 つまり行動範囲は、多くのカラの混群の行動範囲程度の広さを持っているようでした。 樹上や草むらなど、元気に飛びまわっていましたが、この場所ではエナガなども含めて人にはよく慣れていて、数mの距離まで近づいても平気でした。 しかし当日は曇り空で時雨にも会うしまつ、きれいな色が出ないうえに、感度が上がらずにブレブレの写真を量産して帰ってきました。
※ チフチャフのいた所と同じ場所で見た鳥
(まじめにチェックしていませんので、リスト漏れの可能性があります)
シジュウカラ、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、ホオジロ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ
カワセミ、ハクセキレイ、コサギ、イソシギ、コガモ、ヒドリガモ、カルガモ、カワウ
(番外)ヌートリア
カルガモの飛び立つ瞬間 |
夕方のMBSニュースで話題になってました「場所を特定はしませんがこの辺り」っとおおまかな地図が・・・
返信削除18年ぶりに・・・とも。
コミミズクも「淀川河川敷のこの辺り」っとおおまかな地図が・・・
ついにニュースになりましたか・・・。
返信削除珍しさではチフチャフ、人気ではコミミズクといったところでしょうか。