伐られて転がされていた朽木の樹皮の下にいた、ゴミムシダマシ科エグリゴミムシダマシ亜科のモトヨツコブゴミムシダマシ(
Uloma bonzica )です。 体長は 9.5mmでした。
国産の
Uloma属はどれも外見がよく似ています。 フッカーSさんのブログ(
こちら)に書かれているものを引用させていただくと(一部改編)、
・モトヨツコブゴミムシダマシ(
U. bonzica )
体長およそ9~10ミリの赤褐色~黒褐色のゴミムシダマシ。
オスの前胸背は前部中央が半円形に凹み、凹みの後縁に1対+凹みの両側に各1つの瘤起がある。
・オオエグリゴミムシダマシ(
U. lewisi )
モトヨツコブに酷似するが、前脛節の基部内側が顕著に湾入し、前胸背中央の点刻が細い。
・ヒコサンヨツコブゴミムシダマシ(
U. hikosana )
やや小型。 体が赤褐色で、上翅間室の点刻が強い。
・エグリゴミムシダマシ(
U. marseuli marseuli )
小型。オスの前胸背中央の凹み周辺に瘤起が無い。
となっています。
上記の記載からすると、写真のものはモトヨツコブゴミムシダマシだと思ったのですが、オオエグリゴミムシダマシの可能性を否定する自信が無かったので、フッカーSさんの虫画像掲示板「
虫の惑星」に質問したところ、そうだろうとの回答をいただきました。
最初に樹皮をめくった時は、上のような状態でした。
(2015.1.11. 堺自然ふれあいの森)
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