オオセイボウ(
Stilbum cyanurum pacificum )は以前に載せたことがありますが(
こちら)、その時はブレブレの写真ばかり。 セイボウの動きは相変わらず忙しいのですが、画素数が多くなり(=トリミングし易くなり)、高感度でもノイズが少なくなるなどカメラの性能が良くなり、ピントの合った生態写真が撮れるようになりました。
改めてオオセイボウを見ると、意外に小顔なんですね。
ミドリセイボウや
ナミハセイボウなど他のセイボウ科の蜂に比較すると、これらの蜂の頭部の幅は胸部の幅と同じか少し広いのですが、オオセイボウの頭部の幅は胸部の幅よりかなり狭いようです。
それに面長の顔なんですね・・・。
腹部末端の歯状突起は4歯です。
ところで、下の写真には左下に飛翔中の
ネジロハキリバチが写っていて、右上にオオセイボウがいます。
写真の場所は、
オミナエシと
ヤナギハナガサが隣接して植栽されています。 私はこの場所に1時間あまりいて、いろんな蜂などを撮っていたのですが、その間、オオセイボウはオミナエシの花をひととおり巡回すると飛び去り、しばらくすると戻ってくることを繰り返し、ヤナギハナガサの花にとまることはありませんでした。 一方、ネジロハキリバチはヤナギハナガサにのみ訪花し、オミナエシにとまることはありませんでした。
そんなに大きさの違わない蜂が、小さな花が集まって咲くという点ではよく似た植物に、これほど好みがはっきり分かれることに少し驚きました。
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