2017-04-09

ツツハナバチ(オス)の羽化

 たまにはブログらしく今日の記事を・・・


 自宅に設置した竹筒で、ツツハナバチ Osmia taurus のオスの羽化が始まりました。 昨年より1週間ほど遅れています。 竹筒周辺の気温は 17.6℃でした。


 上の写真では、全身の見える1頭の他、竹筒の奥に7頭の顔が見えています。 産卵の日は竹筒ごとに違うはずなのに、羽化の日時はみごとに一致していて、不思議です。


 後ろから押されるように出てくるものもいますし、なかには上のように2頭が重なるようにして出てくるものもいます。


 竹筒から出てすぐに飛べるものは稀で、多くは竹筒の上を歩き回ったり、落下していまいます。 竹筒から出てしばらくすると蛹便を排出します。 蛹便は淡いクリーム色でした(上の写真)。


 竹筒から落ちておぼつかない足取りで歩き回っているツツハナバチを追いかけていると、普段はなかなか見せてくれない腹面を見ることができました(上の写真)。 オスですので腹部の下面に刷毛はありません。

 羽化してくるのは、見ていた限りでは全てオスでした。 竹筒のなかでは部屋が一列に並んでいるはずですから、竹筒の奥の部屋にはまだメスが残っているのでしょうか。 だとしたら、部屋は奥から順に作られていくはずですから、最初の頃にはメスになる卵が産みつけられ、産卵後期の竹筒の入口に近い所には雄になる卵が産みつけられるのでしょうか。

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