2017-07-22

タカネミゾゴケ


 上はタカネミゾゴケ Marsupella emarginata ssp. tubulosa でしょう。 葉は茎の左右に並んでいます。


 湿らせて葉を開かせました。 水が多すぎて、テカテカ光ってしまいましたが・・・ 葉は 1/5~1/3 ほど2裂しています。 よ~く見ると、不等に2裂していて、腹側(写真の下側または奥)の方が少し大きいようです。


 上が1枚の葉で、写真の下が腹側(基物側)です。 左側には茎の組織がくっついています。 葉の幅と高さはほぼ同じです。


 上は葉身細胞で、大きなトリゴンがあります。
 タカネミゾゴケの葉身細胞には各細胞に眼点を持つ2個の油体があるはずですが上の写真ではよく分かりません。 じつはタカネミゾゴケを採集してからビニール袋に入れたまま1ヶ月以上も放置してしまいました。 油体は時間が経つと消えてしまいます。

 タカネミゾゴケの特徴は油体からは確認できませんでしたが、特徴的な葉ですから、まず間違いは無いでしょう。

(2017.6.15. 北八ヶ岳)

◎ タカネミゾゴケはこちらにも載せています。


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