写真はタカネミゾゴケ Marsupella emarginata ssp. tubulosa だと思います。 和名に「高嶺」とありますが、低地にも分布しています。
濡れているためでもありますが、植物体は光沢があります。 上から見た時の葉を含めた茎の幅は1~1.5㎜です。 古い部分は赤みを帯びています。
葉は茎を抱かず、基部から開出しています。
葉は先端が2裂し、樋上になっています。 葉縁は下部を中心に反曲しています。
上は取り出しやすい大きな葉を選んでいて、平凡社では葉のサイズは長さも幅も 0.3~0.8㎜となっています。 2枚とも左が腹側です。 葉は1/5~1/3まで不等に2裂し、腹側が大きく、円頭~鈍頭です。
上は葉身細胞です。 トリゴンは大きく、油体は各細胞に(1~)2(~3)個で、眼点があります。
(2025.6.1. 京都市右京区京北上弓削町)
◎ こちらには花被のある本種を載せています。
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