2017-09-17

ヒメウルシゴケを TG-5 で(深度合成など)


 ヒメウルシゴケ Jubula japonica の腹面のような複雑さになってくると、深度合成する意義も大きくなってくるのですが、これがなかなか難しい。 前回は水が多くてテカテカ光ってしまいましたが、水分を拭き取ると、どんどん丸く変形してきます。 深度合成は撮影中に被写体が動くとできないので、変形しないように運を天に任せるしかありません。
 今回は前回よりは少しはうまく撮れたかと思ったのですが、ゴミが多すぎました・・・(-_-; とりあえずは、腹葉が1/2まで2裂し側縁に長歯があることが明瞭に写っていることで満足したいと思います。
 ところで、上は TG-5 のフォーカスブラケットモードで撮影したものを CombineZP で深度合成したのですが、私の撮り方では、フォーカスブラケットモードでの撮影では、TG-5 は TG-4 よりも機能的にまずくなっていました。 私は TG-4 を使ってのフォーカスブラケットモードでの撮影では、シャッターを押す時にカメラが動くことを防ぐためにタイマーを使っていました。 ところが TG-5 ではシャッターの切り方が単写/連写/タイマーからの選択になっています。 つまり連写とタイマーは両立せず、フォーカスブラケットモードを選ぶと自動的に連写になり、タイマーを選べなくなります。


 上はヒメウルシゴケの葉身細胞です。 平凡社の図鑑には、油体は楕円体で微粒の集合だが、しばしば眼点がある旨の記載があります。 今回は上の写真のようにたくさんの眼点が見られました。

(2017.9.13. 京都市 西芳寺川)

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