2019-06-10

ゴボウゾウムシ

 ノアザミにゴボウゾウムシ Larinus latissimus シがいました(上の写真)。
 ゾウムシとは、狭義にはゾウムシ科やオサゾウムシ科などに分類され、象の鼻のように、口先(吻)が長く伸びた甲虫です。 この長く伸びた口吻で植物組織を穿孔し、そこに産卵します。 幼虫・成虫共に植物食です。 種類はたいへん多いのですが、小さな種類が多く、注意しないと見落としてしまいます。 しかし一方で、少し拡大してみると、そのユニークな形態に惹かれる人も多いようです。
 でも、なぜノアザミに“ゴボウ”ゾウムシがいたのでしょうか。
 じつは、ゴボウ Arctium lappa はアザミの仲間( Cirsium属 )と同じキク科に属し、花の様子も似ています。 畑でゴボウを作っていても、花の咲く頃までゴボウを収穫せずに置いておくことはまず無いでしょうから、花を見た人は少ないでしょう。 ちょうどゴボウの花を見つけましたので、下に載せておきます。


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