2020-03-14

ウツクシハネゴケ


 写真はウツクシハネゴケ Plagiochila pulcherrima です。 枝を広げた姿は優美で、学名の種小名も「最も美しい」という意味です。 分布は高知県と南九州以南とされています。


 一次茎は丈夫で、基物上を這い、そこから一定の間隔を開けて二次茎が立ち上がります。 下は上と同じものですが・・・


 乾くと丸まってしまいます。


 長い茎葉は 2.5mmほどあります。 茎や枝は多くの毛で覆われています。


 上は腹面から撮っています。 少し乾燥しかけていて葉が巻きはじめています。 葉は倒卵形で、葉縁には数個の歯が見られます。 葉の背縁基部は長く茎に流れます(上の写真の赤い円)。 腹葉は小さく、毛に紛れて分かりにくくなっています(上の黄色い円などが比較的分かり易い)。


 上は腹葉です。


 上は葉身細胞です。


 油体は小粒の集合です(上の写真)。

(2020.3.2. 屋久島)

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