コバノチョウチンゴケ
Trachycystis microphylla の上に、クロホシテントウゴミムシダマシ
Derispia maculipennis がいました。
クロホシテントウゴミムシダマシ、とても長い名前ですが、その意味は、「ゴミムシの仲間に似たゴミムシダマシという分類群があり、そのなかにテントウムシに似ているグループがあり、そのグループの中の黒い斑紋(星)のあるもの」ということになります。 テントウムシに似ているのは、テントウムシは体に苦い物質を持ち身を守っていますが、それに擬態することで食べられることを免れようとしているのでしょう。
これの仲間で、よく似た
ニセクロホシテントウゴミムシダマシというのもいるのですが、これらはコケ類や地衣類の上でよく見られます。 上の写真も食餌中のように見えますが、葉についている菌類か微生物を食べているのではないかと思います。
クロホシテントウゴミムシダマシの大きな写真は
こちらで見ていただくとして、話をコバノチョウチンゴケに移します。
コバノチョウチンゴケは雌雄異株で、雌株が蒴をつけている様子は
こちらや
こちらに載せていますが、上の写真は雄株で、茎の先端に雄花盤をつけているものが写っています。
葉もこれまでに載せていますので、今回は簡単に・・・
上は葉先付近で、中肋は葉先に達しています。 舷は無く、葉の上部の縁には鋸歯があります。
上は葉身細胞です。
(2020.7.22. 大阪府 箕面公園)