2021-03-21

ハシボソゴケ

 

 写真はハシボソゴケ Papillidiopsis macrosticta だと思います。 樹幹についていました。 分布は平凡社では和歌山県以南になっています。

 上は乾いた状態です。 上の写真の左端に少し茎が写っていますが、基物上を這う茎から枝を密に出します。 葉は枝に丸くついています。 枝は葉を含めて幅 1.5~2mm、枝葉の長さは 1.5mm前後です。 若い胞子体が枝の途中から出ています。

 上は枝葉です。 特に上半は深く凹んでいます。

 上は枝葉の上部で、内曲し、僧帽状になっています。 葉の腹面にも背面にもパピラがあります。

 上は葉の基部です。 中肋は短く、翼部の細胞は大きく細長く、厚壁です。

 上は葉身細胞です。 細胞の長さは 40~50μmで、中央に1個のパピラがあります。

(2021.3.3. 宮崎県日南市)

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