同じヒラゴケ科ヒラゴケ属に分類されているコメリンスゴケ Neckera flexiramea とチャボヒラゴケが樹幹で混生していました。 分類的に近い種の混生はコケの世界ではよくあることです。
茎は長く伸びて曲がりくねりながら垂れ下がります。 枝は少数で短く、葉は扁平についています。 葉には著しい横しわがあり、長さは 1.5~2mmです。
プレパラートにすると葉の横しわはあまり目立たなくなります。 中肋は短く、2叉するか、そのうちの1本が目立たなくなります。
葉先は広く尖っています(上の写真)。
翼部の分化はわずかです(上の写真)。
葉身細胞は長楕円形~線形で、長さは 30~60μmです(上の写真)。
(2021.4.7. 神戸市北区有馬町)
◎ コメリンスゴケはこちらにも載せています。
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