蒴をつけた写真のコケは・・・
上の写真では、枝は葉を含めて 0.3mm以下、蒴柄の長さは 2.5mmです。
葉は卵形の基部からやや急に舌状に伸び、円頭で、上の写真では長さ 0.7mmです。
上は葉の基部の卵形の部分で、葉縁の様子と葉身細胞を同時に見ています。 葉身細胞は方形ぎみの六角形で、やや横(写真では縦方向)に長くて 10μmほどあります。
イワイトゴケとコバノイトゴケはよく似ているのですが、以上の葉形、葉や葉身細胞の長さなどから、イワイトゴケ Haplohymenium triste と判断しました。
上は蒴歯です。 外蒴歯しか目立たず、外蒴歯の中上部は大きなパピラがあります。
(2021.4.7. 神戸市北区有馬町)
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