ジュウニヒトエ Ajuga nipponensis の花があちこちに咲いていました。 和名は多くの花が上下に幾重にも重なり合う様子を「十二単」に例えたようですが、少し時期が早く、多くの花はまだツボミです。
ジュウニヒトエは山林に生える多年草で、分布は本州と四国ということです。 茎も葉も、全体が白い軟毛に包まれています。
花は白っぽく、4本のオシベは短い上唇を越えて伸び出しています。 昨日載せたツクバキンモンソウもそうでしたが、上唇が短いのは Ajuga属の特徴です。 属名も「対にならない」という意味で、下唇に対応する上唇が短いことからでしょう。
(2021.4.15. 兵庫県養父市 天滝渓谷)
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