前にキランソウ、タチキランソウ、セイヨウジュウニヒトエを載せましたが(こちら)、写真は同じキランソウの仲間(Ajuga :キランソウ属=)で、ツクバキンモンソウ Ajuga yesoensis var. tsukubana です。
ツクバキンモンソウはニシキゴロモの変種とされています。 ツクバキンモンソウが宮城県から和歌山県にかけての本州太平洋側と四国に分布するのに対し、ニシキゴロモは日本海側を中心に分布します。 ニシキゴロモはツクバキンモンソウに比較して、花冠上唇がよく発達しているようです。
ツクバキンモンソウは山地に生える多年草です。 写真のツクバキンモンソウは大阪府と奈良県の境にある大和葛城山で 2013.4.26.に撮ったものですが、登り口はキランソウばかりで、登っていくとツクバキンモンソウばかりになりました。
上は赤紫色の葉の裏にピントを合わせています。
ツクバキンモンソウの「ツクバ」は標本の採られた茨城県の筑波山から、「キンモンソウ」は「錦紋草」で、葉の模様が美しいからと言われています。 たしかに葉の表は葉脈に沿って赤紫色を帯びていますし、葉の裏も上の写真のように美しいのですが、「錦」とまで言えるのかどうか・・・。
下の写真の中央(やや左上)はツボミです。 上の写真の葉でも白い毛が確認できますが、花弁にもガクにも白い毛が見られます。
※ 上は Part1の 2013.5.7.からの引っ越し記事です。
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