2021-05-27

アオシノブゴケ

 

 岩上で数種類のコケが混生していました(2021.5.23. 奈良県宇陀市)。 上の写真はその一部で、たくさん写っているのは(ハネムクムクゴケではなく)ムクムクゴケと、アオシノブゴケです。
 以下はアオシノブゴケ Thuidium pristocalyx の観察結果です。

 上は背面から、下は腹面からの撮影です。

 茎は2回羽状に分枝しています。 茎葉は重なって茎に接しているため分かりにくいのですが、長さは 1.5mmほどです。

 上は茎葉です。 葉先は透明尖になっていません。

 上は茎葉の葉先で、先端の細胞は鈍頭で、上の写真では3個のパピラがあります。

 上は茎葉の葉身細胞で、先がいくつかに分かれた大きなパピラがあります。


 上の2枚は枝葉です。 各細胞には1~数個のパピラがあります。 特に葉先の細胞には数個の小さなパピラがあるケースが多いようです(2枚目の赤い矢印)。

 上は毛葉で、パピラは腔上にあります。

◎ アオシノブゴケはこちらこちらにも載せています。

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