写真はカネマルテングサゴケ Riccardia crassa だと思います。 朽木に育っていました。 分布は屋久島以南のようです。
本種は雌雄異株です。 枝の一部を取り出してみると(上の写真)、重なり合って隠されていた所に、雄性生殖器官らしきものがたくさんついていました。
上は葉状体を上から撮っています。 油体は各細胞に1~2個あり、円形~うじ虫状で、微粒の集合です。
上の写真でもなんとなく縞状の模様がありますが、ピントをずらして細胞表面にピントを持ってくると・・・
葉状体の表面には縞状のベルカが見られます(上の写真)。
ベルカは葉状体の縁の細胞でも確認できます(上の写真)。
上は葉状体の断面です。
上は雄性生殖器官と思われるものの断面です。 造精器らしいものがあります。
(2023.3.8. 屋久島)
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