2024-07-23

前著「コケの国のふしぎ図鑑」と比較して

 前著「コケの国のふしぎ図鑑」は、コケとはどのような植物かを知ってもらうとともに、コケに関心を持ちはじめた人にコケの持つ魅力を伝えたいと思い、作成しました。 「ミクロの世界のコケ図鑑」は、前著の改訂版という位置づけですが、コケをもっと知りたいという人のために、図鑑としての機能をかなり強化しました。
 しかしコケに関心を持ちはじめた人の最初の1冊としては、「コケの国のふしぎ図鑑」はまだその価値を失っていないと思いますので、増刷の予定はありませんが、電子書籍としての販売は続ける予定です。

 ところで、Facebookで、前著「コケの国のふしぎ図鑑」のページががパラパラはずれたので、同じ著者・発行所である「ミクロの世界のコケ図鑑」の購入はしていないという声をお聞きしました。
 今回の改訂で出版社にいちばん強くお願いしたのは、ページが外れないように、ということでした。 前著でページが外れやすかったのは、紙が厚すぎたためのようです。
 今回の改訂では、掲載種数を158種から364種と、倍以上に増やすとともに、解説も詳しくし、それに伴って64ページ増と、改訂版とは思えないくらいに大幅にページ数を増やしているのですが、本の厚さはほとんど変化していません。 つまり紙質はかなり薄くなっています。 また、出版社側でもいろいろと検討いただき、ふつう著者には連絡しないような、印刷所の見解や使用する用紙などについてもお知らせいただきました。 ページが外れることについては、今回は類書並みには大丈夫だと思います。

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