2025-07-31

ヒメコバチ科 Euplectrus sp. の2種

  下はPart1の2013年1月の20日と27日に載せていたものを、大幅に書き換え、こちらに引っ越しさせたものです。


 上はヒメコバチ科の Euplectrus sp. だと思います。 11月30日に大阪城公園で撮影しました。 体長は2.2mmでした。
 Wikipedia(英語版)によると、Euplectrus属は世界的に広く分布するハチですが、種間の形態的な違いはわずかで、識別には困難が伴う属です。 他の属とは、後脛節の距がとても長いことや、前伸腹節(propodeum)の中央に一本の強い稜があることで区別できるのですが、これは帰宅後に調べたことで、上の写真ではどちらの特徴もよく分かりません。
 Euplectrus属のハチは、チョウ目の幼虫に外部寄生します。 寄生されたイモムシは食餌や活動を続けますが、産卵時に注入された毒液によって成長と脱皮は止まり、ハチの幼虫がサナギになる頃に死んでしまいます。

 下も上と同じEuplectrus属の別種でしょう。 12月21日に堺自然ふれあいの森で撮影しました。 これも体長は2.2mmでした。


 下も一見よく似ていて、たぶんヒメコバチ科でしょうが、背面の様子も違いますし、産卵管が突き出しています。 たぶん別の属でしょう。 体長は 1.7㎜、2013年1月23日に堺市南区岩室で撮影しました。




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