※ Part1の 2012年12月21日からの引っ越し記事です(追記しています)。
写真は2012年12月21日に堺自然ふれあいの森で撮影したコマユバチ科の一種で、体長は 2.5mm、翅端までは 3.2mmでした。 しかしそれ以上は分からず、藤江さんに見ていただいたところ、腹部背面や後翅翅脈などが見えないため、なかなか難しいが、顔の形状からはオナガコマユバチ亜科かコマユバチ亜科あたりに絞れ、下口隆起線や後頭隆起線(下記 注)がありそうなところから、おそらくオナガコマユバチ亜科で、Heterospirus属あたりかもしれないとの回答いただきました。
(注)
・ 下口隆起線(Hypostomal carina)
頭部の後方、口の近くにある隆起線で、大顎の後方の関節部から後頭孔(foramen magnum)に向かって走る線です。口の周囲の構造を補強したり、筋肉の付着点になったりします。
・ 後頭隆起線(Occipital carina)
頭部の後ろ側にある半円状の隆起線で、頭頂部(vertex)と複眼の後縁、後頭孔の間を囲むように走っています。この線は、頭部の後方の輪郭を形成し、分類学的にも重要な特徴です。
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