上はテラニシシリアゲアリ Crematogaster teranishii でしょう。 1枚目は2014年6月28日にクサカゲロウの仲間の死骸に集まっている所を、2・3枚目は 2013年7月19日に、4枚目は 2015年9月4日に、いずれも堺自然ふれあいの森で撮影しました。
本州以南で普通に見られる樹上性のアリで、上の写真も全て、樹木の観察用に高い所に設置された木道で撮影しています。 体長は2~4㎜、攻撃的なアリで、威嚇の態勢に入った時には、先がとがった腹部を前方に突き出します。
同属のハリブトシリアゲアリ(C. matsumurai)とよく似ていますが、本種はより濃い黒色で、前伸腹節にあるトゲが鋭く尖っています(ハリブとシリアゲアリのトゲは短く、つぶれたような形です)。
◎ 本種もアブラムシなどと保護するかわりに甘露を求めるという共生関係をつくります。 こちらにはタケノアブニムシとの関係を、こちらにはオオワラジカイガラムシの幼虫との関係を載せています。
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