2016-03-09

コバネヒョウタンナガカメムシ

 昨日の堺市の最高気温は20.3℃で4月中旬並みの暖かさ。堺自然ふれあいの森ではテングチョウ、キタキチョウ、キタテハ、ウラギンシジミなど、成虫越冬の蝶が元気に飛んでいました。 また、ヒメハナバチかコハナバチかの確認はできませんでしたが飛び回っている蜂たちもいました。

 そんな中、コバネヒョウタンナガカメムシ Togo hemipterus もいました(下の写真)。 翅の短いタイプのものもいるので和名には「コバネ」とついていますが、下のものは長翅型です。
 上の写真を1撮った後、脱兎のごとく逃げられましたので、もう十分活動できる気温のようです。

コバネヒョウタンナガカメムシ 背景の黄色はセイヨウタンポポの花

 コバネヒョウタンナガカメムシはイネの害虫としても知られていますが(こちら)、私の記録を見直してみると、冬を除いてほぼ年中見ています。 しかしこの時期に成虫を見かけるというのは成虫越冬に違いないと思い、調べてみるとそのとおりのようで、冬は活動しないので気付かないだけのようです。
 ではいつ産卵するのかと思い、ネットで調べてみると、8月下旬~9月下旬に幼虫が観察されています。 秋の新成虫が越冬するのでしょうね。

(2016.3.8. 堺自然ふれあいの森)

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