ホソウリゴケ
Brachymenium exile がなかなか蒴をつけないことは知っていましたが、普通種ですので、そのうち蒴をつけたものに出会えるだろうし、ブログに載せるのはその時に・・・と思っていたのですが、今日に至るまで出会えず、とりあえず載せることにしました。 ちなみに和名は蒴の形に由来するようです。
茎は高さ5mm以下で、葉の長さは 0.6~1mmです。
乾くと、特に緑色をした葉は茎に接着し、縮れることはありません。
葉腋に卵形の無性芽をつけるので、茎の中央付近の手前の葉を数枚除去して撮ったのが上の写真です。 写真中央付近のものが無性芽のようにも見えますが、それ以上の確認はできませんでした。
◎ 無性芽をつけたホソウリゴケはこちらに載せています。
葉は卵形で全縁、中肋は葉先から短く飛び出ています。 中央が凹んでいますので、上の写真ではカバーグラスで押されて皺ができています。
葉身細胞は狭菱形~狭六角形で薄壁です。
(2016.11.11.京都府立植物園)
◎ ホソウリゴケは
こちらにも載せています。