2017-09-19

ムモントックリバチを TG-5 のプロキャプチャーモードで

 オリンパスのカメラ TG-5 にプロキャプチャーという機能がつきました。 これは、シャッターボタン半押しで連続撮影を開始し、カメラ内に記憶し続け、シャッターボタンを全押しした時に記憶していた撮影画像をSDカードに記録するというものです。 カメラ内に記憶している画像はどんどん新しいものに置き換わっていきますから、シャッターボタン全押しする直前の過去が撮れるという機能です。 この機能が無いカメラでは、虫が飛び立つ瞬間や果実がはじける瞬間などは、その瞬間を撮るつもりでシャッターを切っても遅れてしまい、大がかりなセンサーを使用するなど特別な工夫をしないと、撮ることはほとんど不可能です。
 どれくらい過去が撮れるかというと、同じオリンパスの OM-D E-M1 MarkⅡ では 14枚の過去の画像を記録できるのですが、TG-5 の小さなボディでは限度があり、シャッター全押しの 0.5秒前からの画像を、撮影条件にもよりますが、4枚ほどの写真として記録してくれます。(シャッター全押し後の 0.5秒間の写真も4枚ほど撮ってくれます。)
 たったの 0.5秒前からしか撮れませんが、「今だ!」と思ってからシャッターボタンを押すまでのタイムラグは 0.2~0.4秒ですから、これでも「今だ!」という瞬間が撮れるわけです。 フラッシュは機能しないので明るい条件でしか使えませんが、持ち運びに便利な小さな TG-5 にこんな機能がついたことは、私にとってはうれしいことです。

 下の2枚は、オミナエシの花に来ていたムモントックリバチ Eumenes rubronotatus rubronotatus を TG-5 のプロキャプチャーモードで撮ったものです。 どちらも顔が向こう向きで良い写真とは言えませんが、とりあえずは TG-5 のプロキャプチャーモードの説明まで。



(2017.9.8. 堺自然ふれあいの森)

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